よくある質問

PeerTubeはWebサーバーにインストールするソフトウェアです。動画をホスティングするウェブサイトを構築でき、あなただけの「自作YouTube」を作れます。

YouTubeとの違いは、全世界から一つのサーバーに動画データを集中させる巨大なプラットフォーム（恐ろしいほどその運営コストは高いです）を創造することではありません。

それに対してPeerTubeのコンセプトは、小規模で相互接続された動画ホスティングのプロバイダーから成る、多数のネットワークを生み出すことです。

（私たちが知っている限りでは）PeerTubeは唯一無二の存在です。なぜなら以下の3つの長所を組み合わせた、唯一の動画ホスティングのためのWebアプリケーションだからです:

P2P機能による動画配信

• ある動画が話題になった場合、その動画によるサーバーの帯域幅への過負荷を軽減します;
• あなたは動画を配信する担い手になることができます;
• WebRTCという、Webブラウザー向けのフリーでオープンソースなプロジェクトがベースになっています。

PeerTubeは、フランスのデジタル技術に係る問題についての非営利的な教育組織として広く知られているFramasoftによって開発されています。

2018年からPeerTubeプロジェクトに関わっている、開発者のChocobozzz氏を雇っています。

• 新機能やソフトウェアのメンテナンスのための開発;
• アーキテクチャやデザイン、そしてPeerTubeの将来のための思索;
• 安定版リリースへの準備やそれについてのお知らせ（ブログ記事の投稿、Change logの記述など）;
• PeerTube公式ウェブサイト の開発やメンテナンス;
• PeerTubeプラグインのインデックス の開発とメンテナンス;
• PeerTubeインスタンスのインデックスの開発とメンテナンス;
• PeerTubeの動画とチャンネルの検索インデックスの開発とメンテナンス;
• PeerTubeのドキュメントサイトの開発とメンテナンス;
• バグトラッカーやフォーラムやIRCまたはメールを利用した、PeerTubeに関するサポートや議論;
• プルリクエストとマージリクエストへのレビュー、マージ、そして外部からのコントリビューション（バグ修正やドキュメントやコードのリファクタリングなど）によって追加された機能へのサポート;
• 複数のPeerTubeインスタンス (peertube.cpy.re、peertube2.cpy.reなど)のメンテナンス。

さらに、Chocobozzz氏はFramasoft内のプロジェクト（Framapad、Framatalkなど）に取り組んでます。 つまり、PeerTubeプロジェクトの管理はたった一人の社員によって行われおり、彼は自分の仕事量に加え、他のプロジェクトの責任も背負っているのです。

その他のFramasoftのボランティアや有給のあるメンバーもまた、様々な観点（プロジェクト戦略、情報のやり取り、開発、コミュニティによる動画制作）からPeerTubeにコントリビュートしています。 そうであるにも関わらず、例えば50名のメンバーで成り立ったスタートアップ企業のチームによって開発されておらず、また全てが非常に整ったプロセスに基づいたワークフローによる開発は、PeerTubeではされていません。

それゆえに、Framasoftはソフトウェアを着実に改良するために私たちのペースで時間をかけて行い、またソフトウェアの改良にむしろ効果的であると証明されている、典型的な方法を用います。

いいえ、そうではありません。

PeerTubeは、フランスのデジタル技術に係る問題についての非営利的な教育組織として広く知られているFramasoftによって開発されたソフトウェアです。 Framasoftはフランスの文化を持ち、フランスの法律を尊重し、市民社会の政治的行動者(「都市国家の生活の一員」)です。

PeerTubeはFramasoftが主催するアクションContributopia Roadmapの数あるうちの一部です。 これらの活動は、監視資本主義からもたらされるデジタルツールの代替を提案することを目的としています。これらの活動によって、そのような主義のシステムの中に自分たちがいることに気づいていない人々が、自由なデジタル空間を創り出すことができます。

結論として、PeerTubeの開発とPeerTubeプロジェクトに関連した公式サイト（joinpeertube.org 、instances.joinpeertube.org、search.joinpeertube.orgなど）の管理は、そのどちらかまたは両方について、あらゆる人々から気に入られるものでは無いかもしれません（特に、異なった考えや文化的なイデオロギーを理由として）。

私たちはPeerTubeプロジェクトの全てのソフトウェアは自由ソフトウェアであり、インスタンス運営者はそれぞれ独自のドメインを利用して、PeerTubeプロジェクトのソフトウェアをインストールできることについて配慮し、みなさんにお伝えします。

間違いなくこのように回答できます: No!

私たちの願いは引き続き、PeerTubeがフリーで脱中央集権的な代替になることです: 「代替となる」という目標は、既存のサービスに取って代わることではなく、異なった価値観を伴った他のモノやコトを動画と共に提供する事です。

はい、いくつかの国々で予防目的として、Framasoftは「PeerTube」の商標登録を持っています。

ここにFramasoftはその商標登録を保持する意図として、PeerTubeという知的財産を奪う目的で利用させないため、またはPeerTubeというソフトウェアの合法的な使用を制約させないため、という点があることを再確認します。 しかし、Framasoftは商標法を利用する権利を留保しています。特に、Framasoftによって編集された、PeerTubeプロジェクトのイメージに損害を与えるケースにおいては。

よって、あなただけのデジタル・アイデンティティーを作成した上で、"PeerTube"という名称をあなたのプロジェクト（ソフトウェアの名前、Webサイトのドメインなど）に利用しないことを推奨します。プロジェクトやWebサイトを誰が運営しているか、ユーザーを混乱させないために。

より詳しい情報は、トレードマークに関する行動規範をご参照ください。

PeerTubeはソフトウェアの名前にすぎません。サーバーにインストールし、あなたの好きな名前にしてください。 例として、FramasoftのPeerTubeプラットフォームはFramaTubeという名です。

タコじゃあなくて、カトルフィッシュ（コウイカ）です！Sepia という名で、ラテン語の「sēpia」から来ています。
PeerTubeマスコットはDavid Revoyによって作成されました（CC-BYにて利用可能）。

Sepiaは動画やチャンネルなどのPeerTube内のコンテンツ検索をSepia Searchで手助けしてくれます！

次のWebブラウザーがPeerTubeによってサポートされています:

• デスクトップでは、Firefox 78以上
• デスクトップでは、最新バージョンのEdge
• デスクトップでは、最新バージョンのChrome
• macOSでは、Safari 12.1以上
• モバイルでは、最新バージョンのChrome
• モバイルでは、最新バージョンのFirefox
• iOSでは、Safari 12.4以上

• プレイヤーの豊富の機能を楽しむ
  • 再生バーで動画の各チャプターを見る
  • 再生バーを操作して動画のシーンをプレビュー
  • プレイヤーのサイズは動画の比率に応じて自動的に調整されます
  • 再生プレイヤーの設定で、字幕、再生速度、解像度を選択
  • ライブチャット用PeerTubeプラグインで配信者と視聴者と交流
• あなたが見ている動画の配信を一部担う
  • P2P機能を利用して、PeerTubeインスタンスが動画やライブ配信をストリーミングする際の手助けをすることができます
  • あなたのアカウントでログインしての利用、または匿名での利用でも、簡単にP2P機能を無効にできます
• 外観のカスタマイズ
  • あなたのプロフィールにアカウント名、アバター、そしてあなたについての説明の設定ができます
  • 自分に合ったNSFW動画へのポリシーの設定（NSFW動画を表示、ぼかす、または非表示にします）
  • テーマを選んで、インスタンスの見た目や雰囲気を変える
  • 多くのフィルター基準（言語、カテゴリ、ライブ配信動画やビデオ・オン・デマンド動画など）に基づいて、動画を自動的にフィルタリングします
  • 動画の自動再生についてのポリシーを選べます
• ライブラリの管理
  • 最初から備わっている「後で見る」のプレイリストを利用することができ、簡単にこのプレイリストに動画を追加できます
  • 動画を公開または非公開のプレイリストで管理する
  • 最後に見た動画の自動再生ができます
  • 専用ページで、あなたの再生履歴をチェックできます
• チャンネル登録
  • ローカルまたは外部インスタンスのチャンネルを登録した上で、そのチャンネルで新しい動画が公開されると通知が届きます
  • 専用ページで、チャンネル登録をしたチャンネルの動画を表示できます
• 動画やプレイリストを共有し、交流する
  • 動画またはプレイリストのURLもしくは埋め込み動画のURL（動画の自動再生・停止、ループ再生の有効化、ミュート再生などの設定がされた）を共有できます
  • 動画ダウンロード専用のモードを利用して、動画のダウンロードができます
  • PeerTubeまたはActivityPubに対応したソフトウェア（Mastodon、Pleromaなど）のアカウントを利用して、動画にコメント、コメントへの返信、高評価・低評価をすることができます
• 動画やチャンネルやプレイリストの検索
  • ローカルまたは外部インスタンスの動画やチャンネルやプレイリストの検索
  • 多くの高度なフィルター（タグ、カテゴリ、ライセンスなど）
  • 動画のURLやプレイリストのURL、またはチャンネル名やチャンネルのURLを用いて、外部インスタンスのコンテンツを取得できます

いいえ、PeerTubeはサービスではなく、自由なソフトウェアなので。 つまり、誰でもPeerTube（ソフトウェア）をダウンロードしてインストールし、独自のドメイン下で動画をホストできること（「PeerTubeプラットフォーム/Webサイトをホストする」と呼ばれます）を意味します。 Framasoftは、PeerTubeをダウンロード、インストール、または使用した人を制御することはありません。 Microsoft や Adobe でも、誰がどんな目的で Word やフォトショップを使用するかを管理はしません。

Framasoftは、二つのPeerTubeインスタンスをホストし、その利用を促進しています。: https://framatube.org、https://peer.tube

また、Framasoftは唯一のPeerTubeの検索インデックスをホストし、その利用も促進しています。: https://sepiasearch.org

管理者は、受け入れるコンテンツを完全にコントロールすることができ、センシティブなコンテンツ（暴力、ポルノなど）をデフォルトで表示するかどうか設定できます。 デフォルトの設定では、PeerTubeはセンシティブなコンテンツを隠す設定になっています。

いくつかのPeerTubeプラットフォーム上で不適切な動画を閲覧することができます。が、これらの動画はPeerTubeのコンテンツの大部分から離れています。 例として、2021年9月時点では、900のインスタンスがリスト化された公開インデックス によれば、全体の1%以下の動画がセンシティブなコンテンツに指定されています。

PeerTubeドキュメントの専用の章をご覧ください。: https://docs.joinpeertube.org/use-report

Webブラウザは動画の再生時間が30秒を通過した後、カウントをサーバーに送信します。 動画の長さが30秒未満だった場合、動画の再生時間が75%を通過したときカウントを送信します。 カウント後、そのIPアドレスは一時間、同じ動画のカウントを送信することはできません。 視聴はバッファリングされるので、動画を見たあと再生回数が変わらなくても慌てないでください。

• 自分に最も合ったPeerTubeサーバーを探す
  • トピックや利用規約もしくは行動規範に基づいてPeerTubeコミュニティに参加しましょう
  • ロボットではない、実在の人間である運営者やモデレーターに問い合わせをしたり、相談してみましょう
• 動画を投稿・インポートする
  • YouTubeやDailymotionなどの動画URLやtorrentファイルから動画を投稿・インポートすることができます
  • 外部チャンネル(リモートチャンネル)またはプレイリストを自動同期
  • 動画のメタデータを設定できます:カテゴリー、ライセンス、言語、タグ、説明文、サムネイルなど...
  • 動画の投稿範囲を選べます: 公開、未収載、パスワード保護、ローカル、管理者用、非公開
  • 字幕をつけることができます
  • 動画にチャプターを追加
  • コメント機能や動画ダウンロード機能を簡単に無効にできます
  • 音声ファイルと画像を一緒にアップロードして、動画を作成することもできます！
• 動画を管理する
  • 動画の詳細な統計情報をチェック （視聴回数、再生時間、ユニーク視聴者数など…）
  • PeerTubeのウェブインターフェースの動画スタジオで、直接、動画のカットやウォーターマーク、イントロ/アウトロを追加
  • 新しいバージョンの動画をアップロード（インスタンス管理者が設定を有効している場合）
• ライブ配信
  • PeerTubeでのライブ配信の公開は、あなたが好きなRTMPに対応したソフトウェア（OBS, Restream,ffmpegなど）を使用します
  • 永続/繰り返しタイプのライブ配信を作成し、同じライブ配信内で複数回に分けて配信することができます（視聴者サイドでは配信URLが変わることはありません）
  • PeerTubeはライブ配信のリプレイ動画を作成します
  • ライブチャット用PeerTubeプラグインで視聴者と会話
• チャンネルを管理する
  • 複数のチャンネルを作成し、トピックごとに動画をまとめる
  • チャンネル名やバナーやアバターを設定して、チャンネルのブランディングをする
  • チャンネルに応援ボタンを設定し、あなたの動画制作や活動をどうやって応援すればよいのか、説明しましょう
  • 視聴者はPeerTubeまたはActivityPubに対応したソフトウェア（マストドン、Pleromaなど）のアカウントから、あなたのチャンネルを登録できます
  • あなたの動画または外部インスタンスの動画をまとめて、公開プレイリストを作成し、自分のチャンネルに割り当てることができます

自由(フリー)であることは、法律を破ることを意味しません！それぞれのPeerTubeインスタンスはそれぞれの国や地域の法律を遵守した上で、インスタンス独自の一般利用条件を元に、違法な動画について判断することができます。

例えばフランスでは、差別的なコンテンツは禁止されており、このようなコンテンツは当局に報告されるかもしれません。PeerTubeでは問題のある動画をユーザーが通報することができ、インスタンス運営者は利用条件や法律に従ったモデレーションを行わなくてはなりません。

現在のところはありません。私たちはマネタイズの観点から言えば、PeerTubeはそのツールとしては中立的な立場であって欲しかった、と考えています。

しかし、投稿者は応援ボタンを動画の下に表示できます。 このボタンをクリックすると、動画を投稿した人がテキストや画像やリンク（Patreon、Tipeee、Paypal、Liberapayなど）を自由に掲載できるフレームを表示します。

私達は、すべてのコミュニティに適用せず、他のコミュニティを阻む可能性があるため、特定のコンテンツへの収益化メソッドをPeerTubeのコードを結び付けることを拒否しています。そのためこれ以上の実装を行いませんでした。 PeerTubeプラグインAPIを用いて、独自のマネタイズのためのシステムを作ることを開発者に促していることが、その理由です。

• フリーでオープンソースなソフトウェア
  • サーバーにPeerTubeをインストールすることで「自作YouTube」を作れます
  • PeerTube公式によるDockerサポート
  • REST APIとCLIツールについてのドキュメントがあります
• ActivityPubを用いた連合
  • インスタンスの連合機能をオン・オフできます
  • 外部インスタンスの動画やアカウントを表示します
  • 公開インデックスから外部インスタンスを自動フォロー
• WebRTCを用いたP2P機能
  • P2P機能を利用して、ビデオ・オン・デマンド動画とライブ配信動画によるサーバーの帯域幅への負荷を減らします
  • インスタンスのP2P機能の有効化、無効化
  • PeerTubeの冗長システムを利用して、外部のPeerTubeインスタンスの負荷を減らす手助けができます（または自分のインスタンスの負荷を減らすための助けを求めることもできます）
• 動画トランスコード
  • 動画の最適化とffmpegを用いた 複数の解像度の動画生成
  • その他の動画拡張子（.mkv .mov .avi.）へのサポート、または音声アップロード機能を有効にすることができます
  • HLSプレイリストまたはMP4ファイルの作成
  • PeerTubeのプラグインを用いて、ffmpegによる動画トランスコード用のプロファイルをカスタマイズできます
  • リモートのランナーによる動画のトランスコード
• ライブ配信
  • インスタンスでのライブ配信を有効にできます
  • ライブ配信を動画として投稿する権限をユーザーに対して付与できます
  • （ユーザー、インスタンスごとへの）同時ライブ配信の制限を設定できます
  • ライブ配信のトランスコードを複数の解像度で実行する事を有効にできます
  • PeerTubeのプラグインを用いて、ffmpegによるライブ配信用のトランスコードのプロファイルをカスタマイズできます
  • ライブトランスコードをリモートのランナーにまかせる
• 動画のインポート
  • youtube-dlを利用してYoutubeやDailymotionから動画をインポートすることができます
  • webtorrentを利用してtorrentファイルやマグネットURIから動画をインポートすることができます
• モデレーションツール
  • アカウントの新規登録を有効化/無効化、新しいユーザーの手動承認、アップロード制限を設定
  • モデレーターまたは運営者への権限の付与
  • 専用のダッシュボードを用いて、動画やアカウントまたはコメントへの通報を管理します
  • モデレーターによって審査を待っている、信頼できないユーザーの動画を自動的にブロック
  • 特定の動画をブロックし、その理由を明記する
  • ローカルのユーザーの凍結。アカウントまたはインスタンスのミュート
• 高度な設定が可能
  • 簡単にインスタンスのメタデータを設定できます:インスタンス名、説明文、主なカテゴリなど...
  • マークダウンまたはHTMLを利用して、あなただけのPeerTubeホームページを作ることができます
  • PeerTubeの プラグインやテーマを検索し、インストールすることができます
  • 認証プラグインを利用して、（LDAPやOpenIDなどの）外部認証ができます
  • デフォルトのユーザー設定（NSFWポリシー、コメント・ダウンロード・P2P機能の有効化など）を決めることができます
  • オブジェクトストレージ内またはサーバーのファイルシステムに動画やライブ動画を保存
  • バナー機能を利用して、インスタンス内のユーザーにアナウンスをすることができます

インストールガイドはこちらです（英語版のみ）。

最小ハードウェア要件:

• 1 vCore
• 1.5 GBのRAM
• 動画を保存できる十分なストレージ
• アップロード 20Mbit/s のネットワーク速度
• 動画を配信できる十分な帯域幅

1000人の同時視聴者を処理する、大規模なインスタンスの推奨されるハードウェア要件（視聴者負荷テストについてのブログ記事を参照）:

• 4 vCore
• 4GBのRAM
• 動画を保存できる十分なストレージ
• アップロード 1Gbit/sのネットワーク速度
• 動画を配信できる十分な帯域幅
• たくさんのユーザーや視聴者にコンテンツを提供したい場合は、スケーラビリティガイドをご覧ください

同じマシン上でPeerTubeインスタンスとしてトランスコード処理を行いたい場合:

• 8 vCore
• 8GBのRAM

以下はより詳細なハードウェア要件についてのガイドです:

動画のトランスコード処理を除けば、PeerTubeインスタンス自体はCPUをそれほど消費しません。Nginx、PeerTube自体、PostgreSQL、Redisは、どれも処理能力をそれほど必要としません。それらだけであれば、1つのスレッド/vCPUで簡単に動作させられます。

しかしトランスコード処理のために、少なくとも2スレッドのCPUがあると非常に良いでしょう。トランスコードにはCPUにかなりの負担がかかりますので。 これによりPeerTubeインスタンスで、すべての動画がインスタンスのサイト上で最適に再生でき、同じ動画に異なる解像度を持たせることを可能とします。

トランスコード処理はリモートのランナー機能で、他のマシンにオフロードすることができます。

基本的なPeerTubeインスタンスは通常、RAMは500MBほどの容量を使用しますので、1.5GBのRAM容量があれば十分です。 追加の容量を必要とする場合は、RedisやPostgreSQLなどのサービスをSSDではないシステム上でコロケーションする際だけでしょう。

ストレージディスクには、「ディスク容量」と「持続した読み取り速度」という2つの重要な点があります。 ディスク容量を削減するための答えを知るための、3つの質問があります:

• ストリーミングしたい動画の合計サイズは？
• トランスコード(変換)処理を有効にしますか？もし有効にする場合、動画ごとに複数の解像度を生成したいですか？いくつかの動画でこれを試してみることで、動画ごとにどれだけの容量が必要かを把握でき、将来的に必要になる容量を見積もることができます。
• 有効にしたい共有メカニズムはどれですか？ウェブビデオのみ、もしくはP2Pを使用したHLS？両方とも使いたいなら、2倍のストレージが必要です。

PeerTubeインスタンスに多くの動画を保存する場合は、オブジェクトストレージを使用することをお勧めします。

読み取り速度は、動画をユーザーへ提供するためのネットワークアップリンクを満たせる速度が望ましいです。 SSDでは問題ないのですが、従来のHDDの場合、7200rpmのハードディスクを搭載し、かつ120MB/sまたは、960Mbit/s程度の持続的な読み取り速度が必要です。後者は、通常の1Gbitのネットワークアップリンクに十分な速度です。

通常、一般的なサーバーの動画ストリーミングネットワークは、非常に高速です。 サーバーで利用可能な帯域幅を、ストリームごとの平均帯域幅で割れば、上限が得られます。

例えば、1Gbit/sのアップリンクで1080p60のストリームを、1ストリームあたり5MBit/sで出力するサーバーがあったとします。 つまり、サーバーのディスクI/Oが追いつければ、理論上の絶対的な同時視聴者数の上限は200人ということになります。 しかし、実際にはもう少し少なくなるでしょう。

しかし、もっと多くのユーザーにサービスを提供したい場合どうでしょうか？こういう場合こそ、PeerTubeの連合の機能が輝くところです。もし他のPeerTubeインスタンスがあなたのインスタンスをフォローしている場合、インスタンスのコンテンツの一部を反映させることができます！ この機能は「サーバー冗長化」と呼ばれ、人気の動画をキャッシュし、追加の視聴者にサービスを提供するのに役立ちます。 視聴者自身は、ブラウザで動画を視聴している際（主にサージ時）、少しの帯域幅を他の視聴者に共有しますが、ミラーリングサーバーはより大きなアップリンクを持ち、より高い同時ストリーミングを持続してインスタンスを手助けします。

現時点では、ロードバランサーの背後に複数のPeerTubeノードをデプロイすることはできません。

しかし、スケーラビリティガイドで記載されているように、PeerTubeのいくつかの部分は、以下の制限を回避するために水平スケーリングを使用できます:

• 帯域幅: PeerTube冗長化システムおよびPeerTubeインスタンスの前でビデオを含む静的ファイルを提供するキャッシュ サーバーを使用することで軽減できます
• ストレージ: S3/Object storageを使用することで削減できます
• 動画トランスコード: リモート処理によりリモートトランスコードでの処理の分散が可能です

パフォーマンスに関する問題や、構築したスケールでボトルネックを発見した場合は、遠慮なくイシューを作成してください。

Framasoftは、PeerTubeのメジャーリリースを年間で4回を行っています。 PeerTubeの新バージョンをリリースするには多くの時間がかかるため、このリリースサイクルを変更する事はできません。

また、PeerTubeにLTS(ロングタームサポート)バージョンはありません。Framasoftによってサポートされている、最新安定版のみです。

もしPeerTubeの開発ブランチを試したい場合、私たちはPeerTubeのnightlyビルドを配布しています。

最新のマイナーバージョン間（例えばv2.3.1とv2.2）での互換性を維持するために努力してます。 しかし、残念ながら他のバージョンとの互換性を維持するための十分なリソースが不足しています。

「以下に挙げる点は非常識的であるし、良心的ではありません:あなたたちがリリースしたPeerTubeのバージョンには、権利者から特定の要求をされた動画やコメント欄でのいわゆるオンライン・ハラスメントの問題、またはコンテンツ内の広告を通したマネタイズの問題を効率的に管理するための、そして「あなたのPeerTubeへのリクエストをここに」という目安箱のような機能がありません。よって、インスタンスを上手く管理できません！この点について、PeerTubeは今後どうするつもりですか？」

あなたは正しい。PeerTubeは完璧なツールではなく、それからは程遠いモノです。そして私たちは、このソフトウェアが様々なユーズケースに妥協してあらゆる機能を取り込む事を決して約束しません。

PeerTubeの開発には、一人のフルタイム開発者とプロジェクトに密接に関わっているごく一握りのボランティアのみが参加していることを忘れないでください。PeerTubeはフルタイムで働く開発者チームと相当程度の財政的なサポートがある、スタートアップ企業によって開発された商品ではありません。

PeerTubeがあなたのニーズに合わない場合、ごく簡単に回答できます：今の時点では使用しないでください。 また私たちはPeerTubeを開発することでお金を稼いではいないということをお知らせするとともに、仮にこのソフトウェアの成功をはっきりと望んだとしても、Framasoftの活動を継続するためにPeerTubeに頼ることはありません。

はい！あります！2018年10月の最初のPeerTube安定版リリース以降、新しいリリースごとにモデレーション機能が追加される、もしくはもしくはその機能が改善されています:

• PeerTube 1.1では、管理ユーザーテーブルとインスタンス/アカウントミュートのバルク処理機能を追加;
• PeerTube 1.2で、ブラックリスト上の動画を連合しない機能を追加; 通知システムで通報と新規ユーザーが表示されるように;
• PeerTube 1.3で、モデレーターがレビューするまで、管理者が新規/信頼できないユーザーの新しい動画を自動的に隔離する可能性を追加しました。 インスタンスのフォロワー管理も一新されました。UIの改善、フォローを拒否できるようになりました;
• PeerTube 1.4では、プラグインシステムを導入、動画を自動的にブラックリストに追加したり、任意のルールに基づいてコメントを拒否したりできるように（Pleroma MRF と同様の機能）;
• PeerTube 2.0のセットアップでは、モデレーション ポリシーとその取り組みに関する質問に管理者が回答するよう求められるようになりました。管理者が自分でスクリプトを作成するのではなく、PeerTubeインスタンスの公開インデックスを自動的にフォローする機能をコアPeerTubeの一部にしました。これにより、インスタンス管理者は、選択した「フォローリスト」のインスタンスを自動的にフォローできます。リストは自己ホスト可能なため、コミュニティが各々のペースで成長できるようになりました;
• PeerTube 2.1で、動画にローカルのみというプライバシー モードを追加し(そのように設定された動画はインスタンス外で共有されません)、コメントの下にモデレーション ツールへのクイック アクセスとフックを追加しました。登録プラグインの作成 (ジオブロッキングやCAPTCHAなど); 一部のサードパーティのプラグインでは、この機能が既に実証されています。このリリースでは、インターフェイス内のモデレーション機能の説明にも重点が置かれています。自動フォローなどのモデレーションの機能を高める可能性のある機能の警告と、アクション ドロップダウンの説明です。
• PeerTube 2.2で、動画の悪用管理(検索、悪用の表示、動画やアカウントに対するアクションなど)を大幅に改善し、プラグインAPIにモデレーション フックとヘルパーを追加し、Framasoftは公開リストに基づく、実験的な自動ミュートプラグインを開発しました。
• PeerTube 2.3で、レポート モーダルが改善され、定義済みの理由の選択が追加されました。このバージョンでは、アカウントのすべてのコメントを削除することが可能になり、Framasoftは公開リストに基づく実験的な動画の自動ブロックプラグインを開発しました。
• PeerTube 2.4で、アカウントとコメントを報告する機能、通報したローカル レポーターとモデレーターとの間のメッセージングシステム、およびユーザーの通報管理ビューが追加されました。
• PeerTube 3.0で、インスタンスのコメントを管理するための専用ビューが追加されました(リスト、フィルター、一括削除など)。
• ...

PeerTubeの開発者は、常にインスタンスをより管理しやすくするために、モデレーションツールの開発と改善に取り組んでいます。 このツールへの私たちの継続的な努力に手助けをするために議論に参加すること。または、新しいモデレーションツールの提案をPeerTubeは歓迎します!

はい。PeerTubeのコア部分（PeerTubeにインストールされたプラグインやテーマを除いて）は以下の様に、GDPRに対応しています:

• P2P機能はデフォルトで無効になっています
• P2P機能を無効にしていたとしても、個人のデータをいかなるサードパーティーにも送信しません
• ユーザーは自分のアカウントを削除できます
• Users can export their data and reimport it in another instance (in PeerTube >= 6.1)
• PeerTube provides a privacy guide to help admins to fill their Terms

それはおそらく、あなたのインスタンスについて不正行為に関する通報があったため、以下のような問題が確認された後にあなたのインスタンスを対象にモデレーションを行ったからです:

• 問題のあるコンテンツがあなたのプラットフォームでホストされている（一つまたは二つの動画やアカウントやチャンネルだけでなく、複数の問題あるコンテンツが）
• あなたのプラットフォームが適切にモデレートされていない、または連合ポリシーが見当たらないと思われる場合（つまり、利用規約または行動規範が「このインスタンスについて」のページに無い）

Framasoftは「不正行為」について、以上の見解を唯一の判断材料として保持しつづけます。

• フリーでオープンソースなソフトウェア
  • PeerTubeのコードを見ることやシェアすること、そして書き換えることができます
  • 運営者、動画制作者、動画視聴者のコミュニティに参加できます
• PeerTube REST API
  • getting started guideを読むことで、PeerTube REST APIを試すことができます
  • REST API ドキュメントをチェックしてみましょう
  • PeerTubeフォーラムでヘルプを得ることができます
• 埋め込み動画の再生プレーヤーのAPI
  • WebサイトにPeerTubeの再生プレーヤーを埋め込んで利用する
  • embed APIを利用して、PeerTubeの埋め込み動画の再生プレーヤーをコントロールする
  • PeerTubeフォーラムでヘルプを得ることができます
• プラグインとテーマ
  • getting started guideを読んで、プラグインやテーマを開発する
  • プラグインとテーマのドキュメント一式をチェックできます
  • PeerTubeフォーラムでヘルプを得るか、または新しいプラグインやテーマのAPIについてPeerTubeリポジトリのIssueで求める

PeerTubeがActivityPubを利用するのは、この連合プロトコルがW3Cによって推奨されているからであり、またソーシャルネットワークのMastodonのような他のプロジェクトに利用されているからです。

IPFSはたしかに驚きの技術ですが、大規模なストリーミングにはまだ若いようです。 PeerTubeのP2P機能はHTTPやWebRTCのような確立されたプロトコルをベースにしており、そしてPeerTubeの冗長システムはIPFSよりも簡単に利用・メンテナンスすることができます。

DTubeはオープンソースとは思えません。なぜなら、既にソースコードがコンパイルされたソフトウェアのみ配布しており、コード修正の自由を妨げています。

PeerTubeはその利用者等に金銭的な報酬が発生するような、どのようなモデルも採用していません。また、このPeerTubeという選択肢は私たちが創造し、その他のソフトウェア（DTubeのような）という選択肢は他の開発者たちが創造しただけのことです。ゆえに、どのソフトウェアが自分に合ったものだと考えるかは、あなた次第です。

PeerTubeの歴史的な理由のためです :)

PeerTubeにはセキュリティに関するコントリビューションへのポリシーがあります。セキュリティポリシーとアドバイザーをご覧下さい。